仮面女子:アリス十番のセンター・立花あんなの生誕祭が6日、東京・秋葉原P.A.R.M.Sで行われた。
今年は閏年で、立花が4年に一度しかない2月29日の誕生日(24歳)を迎えたということもあり、のっけから盛り上がりは最高潮に。生誕祭が行われたこの日の2部公演のトリに十番が登場すると、会場は立花の担当カラーである赤に染まり、真っ赤なジェット風船が飛び、ド派手にライブがスタートした。
1曲目の「最強☆サマー」から幾度となく赤い風船が飛び、立花がディズニーランドが大好きなため、ミッキーマウスの耳を着けた観客の姿も。3曲目のバースデーソング「ハピ☆バデ」では、元十番メンバーでマネージャーの月村麗華も参加し、立花を祝福した。
6曲目の「夏だね☆」を歌い終えたところでセレモニーとなり、豪華なバースデーケーキが運び込まれる。ヲタ図鑑や花束などが立花にプレゼントされた後、今回の生誕祭は「どこよりも早いサマー」がテーマという立花たっての希望で、ソロで「夏祭り」(※JITTERIN’JINNではなく、Whiteberryバージョン)を披露した。
メンバーを代表して、リーダーの桜のどかが手紙を読み、「4年前の2月29日も一緒に過ごしてたの覚えてるかな? あのときは渋谷のマルイシティさんの店頭で、寒い中お腹を出してガムシャラに踊って、赤いサイリウムがいっぱいになって、とっても嬉しかったよね」と、4年前の立花の誕生日を振り返る。
続けて、「あのときはまさか常設劇場ができるなんて思ってもなかったし、オリコンチャート1位を獲得できたり、まさかさいたまスーパーアリーナでワンマンライブができるなんて、夢のまた夢だったよね。きょうのこの景色は、4年前とは比べ物にならないと思います」と、ともに歩んできた4年間の出来事を感慨深く語り、「プライベートではいつもバカなことばかり言って、会話が成り立たなかったり、呆れることもあるけど、そんなところがかわいい普通の女の子で安心します」と、立花の抜けた部分も暴露。
それでも、「一度赤仮面を被ったら、人が変わったようにかっこよくて、誰もが憧れて、その背中について行こうと決意する。こんなかっこいい女性は、立花あんなしかいません!」と、しっかりフォローしてみせ、「あんちゃんの強さは、いろんな苦労を乗り越えてきたからこその強さだと思う。痛みを知る人は、その分優しくなれる。私自身がもうダメかもという瞬間、いつも助けてくれたのはあんちゃんです。『私たちがしっかりしましょう!』。この言葉に何度ハッとさせられたかわかりません。私にとって誰よりも尊敬できる人。それが立花あんなちゃんです。これからもずっと私たちを引っ張って行ってね」とメッセージを送ると、2人は抱き合った。
だが、なぜか立花ではなく森カノンが泣くというオチがつき、メンバーが「なんであなたが泣いてるの?」と一斉にツッコミを入れ、観客も爆笑!
ライブは「真・アドベンチャー」で再開し、立花&仮面女子:スチームガールズで特別に「シャイニーラブ」をパフォーマンスし、場内が夏一色に。そこから「マリンロード」へのスペシャルメドレーで、立花が真っ赤な客席の海をボート航海し、大団円となった。
ここで、立花自身が挨拶。「アリスプロジェクトに入って、もう5年が経つんですけど、メンバーよりも少ないファンの方の前でよくライブをしていました。当時のメンバーとよく、『私たちいつかたくさんの人に届くライブができるのかな?』と不安になる日もありました」と、観客が少なかった時代について触れ、「夢だった常設劇場ができたけど、毎日ライブをしていると、来てくれる方が全然いない寂しい日もあったんですけど、それよりも私を観に来てくれる人が一人でもいるということが糧になった。私はここに存在している意味があるんだなって、いつもファンの方が感じさせてくれました」と、改めてファンの存在に感謝。
そして、「のどかちゃんがさいたまスーパーアリーナのステージで言ったように、『叶わない夢はない』って、改めて感じることができました。アリスプロジェクトに入ってくる子は、元々普通の女の子だったんですけど、応援してくれるファンの方が素晴らしいアイドルに育ててくれるんです。私がいまここにセンター、赤仮面として胸を張って存在できるのは、間違いなくファンの方のおかげです。どんなに心がつらいときも、身体が壊れてしまったときも、ファンの方がきょうもライブに来てくれてると思うと、心の身体の痛みも全部吹っ飛んで、全力でライブができます」と、ライブを休まない立花の鉄人ぶりを物語る言葉で締めてみせた。
この日のライブはニコニコ生放送で配信されており、仮面女子だけではなく、仮面女子候補生もステージに上がり、アリスオールスターズで「アリスDEサンバ」をパフォーマンス。この1曲は、プレミアム会員のみ視聴できる“ボーナストラック”だった。
終演後、立花は「ファンの方がきょうのために時間や脳みそを使ってくれて、愛を感じました。私も楽しんでもらおうという気持ちがあったんですけど、それ以上にファンの人の『あんなちゃんのために!』という愛を感じて、改めてステキなファンの方にいつも元気をもらってるんだなと思いました」と、ステージの感想を。
他の十番メンバーも、“アリスの絶対的センター”の生誕祭を振り返り、以下のようにコメントした。
桜のどか「誕生日当日のライブも凄い盛り上がりだったんですけど、きょうは風船とか綿飴とかが飛んで、ファンの方も(ミッキーマウスの)お耳とか着けていて、あんなちゃんへの愛の表れだなと思いました。すぐ替え歌を歌ったり、とにかくおバカで、聞き間違いとか多くて、会話が通じないところがあるんですけど、ステージに立ったときはめちゃくちゃかっこいいので、そのギャップがステキだと思います」
森カノン「手紙が優秀すぎて、『私に言ってるのかな』って感情移入しちゃいました(笑)」
川村虹花「私は途中からアリス十番に入って、最初は先輩ともあまりしゃべらなかったんですけど、もう2年半ぐらい経ってるので、いまは凄い仲良くあんなちゃんとふざけ合ってます」
桜雪「あんなちゃんは普段は抜けてるところがたくさんあるんですけど、ステージに立つと誰よりも頼もしい存在になる。仮面女子の登場のとき、あんなちゃんが『Follow me!』って言うんですけど、これからもずっと『Follow you!』と思いました」
澤田リサ「私はいまライブをお休みしていて、上から観てたんですけど、やっぱりアリス十番の生誕祭は他のユニットと違っていいなと思った。絶対的センターのあんなちゃんの生誕祭だから、観ていて凄く楽しかったです」
[セットリスト]
仮面女子:アリス十番
1.最強☆サマー
2.FLY HIGH!!!!!!!
3.ハピ☆バデ
4.元気種☆(※仮面女子)
5.MAD-CROC☆BANGING
6.夏だね☆
7.夏祭り(※立花あんなソロ)
8.真・アドベンチャー
9.ジャンピン☆ベイベー
10.全開☆ヒーロー
11.シャイニーラブ(※立花あんな+仮面女子:スチームガールズ)→マリンロード(※仮面女子)
12.アリスDEサンバ(※アリスオールスターズ)