梅こうめパリピでアゲポヨな生誕祭！動員対決で悔しさにじませ、涙

仮面女子:スチームガールズの梅こうめの生誕祭が5日、東京・秋葉原P.A.R.M.Sで行われた。

2月24日に21歳の誕生日を迎えた梅を祝福するため、多数の梅一番(梅のファン)が来場。生誕祭が行われたこの日の2部公演のトリにスチガが登場すると、会場は梅の担当カラーである青一色となり、梅の希望で、『天才バカボン』のバカボンのパパのコスプレをした観客の姿で溢れた。

スチガメンバーは梅をはじめ、リーダーの神谷えりな、センターの黒瀬サラ、水沢まい、坂本舞菜、小島夕佳の6人が勢揃いし、梅の代名詞である「MPH(メガポジハッピー)」が書かれた生誕Tシャツ姿。1曲目の「星たちよ☆」から最高潮の盛り上がりで、3曲目の「COSMIC LOVE」の落ちサビでは、梅が「パリピでアゲポヨな生誕祭にしましょう！」と、ギャル語でシャウトした。

スチガとしては珍しい「LOVE&JOY」もパフォーマンスし、6曲目の「どんくさい？Don’t cry!!」を歌い終えたところでセレモニーとなり、メンバー全員でバースデーケーキを頬張る。メンバーを代表して黒瀬が梅へ手紙を読み、「梅たんがスチームガールズに加入するまで、サラと梅たんは挨拶程度しかしない遠い距離だったよね。そのときの梅たんの印象はただ真面目で、サバサバとした感じなのかなと思いました」と、梅との思い出を振り返った。

梅が同じユニットに加入して印象が変わったといい、「どこでもすぐに寝るところ。座るときに脚を開きっ放しなところ。私服がいつでもジャージなところ。中二病なところ。仔鹿みたいなところ。お化粧がヘタクソなところ。素直なところ。思い切り笑うところ。ポジティブなところ」と、黒瀬が梅の特徴を挙げていくと、客席から笑いが起きる。

それでも、黒瀬が「梅たんの何も飾らない性格が、サラは大好きです。梅たんを見ているといつも自然と笑顔になれて、どんなときでもメンバーを明るくしてくれます。これからもそのままの梅たんでメンバーやファンの人みんなを明るくしてください。梅たんの全部が大好きなサラより」とラブコールを送ると、梅は「嬉しい～！」と号泣し、2人が抱き合う。その後も何度も「嬉しい」を連呼する梅に対し、神谷が「誰か『嬉しい』って何回言ったかカウントしてくれない？」とツッコミを入れていた。

ライブは「HIGH and LOW」で再開し、ラストの「アリスの檻」では、梅が青く輝く客席をボート航海。青い風船が舞う中、ステージに戻ると、スチガメンバーや仮面女子:アリス十番メンバーがギャルメイクで出迎え、フィナーレとなった。

梅自身も挨拶し、昨年の生誕祭では「仮面女子候補生ではなく、仮面女子としてさいたまスーパーアリーナのステージに立つ」と公約していたが、その後の春の大組閣では仮面女子に昇格できず、悔しい思いをしたことを吐露。夏の大組閣では念願叶い、仮面女子:スチームガールズに昇格し、「SSAのステージから見た景色は、身体が震えるぐらいキレイでした。このワンマンライブで満足しないで、もっと仮面女子が大きなステージでライブができるように、成長できるように頑張ります」と、さいたまスーパーアリーナでの仮面女子ワンマンライブで感激したことを明かした。

続けて、「仮面3ユニットの動員対決は、1位のユニットのフラッグが1週間飾られます。P.A.R.M.Sの公演もトリで、曲数もたくさんできます。アリス十番やアーマーガールズよりも1位になれることが少なく、ずっとスチームガールズのフラッグが畳んであって、やっと1位になれたと思ったらたくさんの折り目がついていて、凄く悔しいです。自分はこの動員対決にあまり貢献できていないことで、凄く悔しい。私はライブが大好きだし、私にはライブしかないって思ってます。本当はもっとスチームガールズのライブが観たいって思ってくれてるスチーマーの皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、動員対決について自身の思いを打ち明けると、こらえ切れず、涙が溢れる。

昨年8月に梅がOZからスチガに加入して、約半年。「いつまでも新メンバーの気持ちではなく、自分がグイグイスチームガールズを引っ張っていけるように、『スチームガールズには梅こうめがいなきゃダメだね』って言ってもらえるようにこれからも頑張ります」と、自身がスチガの核になることを宣言してみせた。

生誕祭終了後、梅は「9曲のロングステージだったんですけど、30分ぐらいしかなかったんじゃないかっていうぐらい短く感じて。ファンの方も『短く感じた』って言うぐらい、お互いが同じ気持ちで楽しく過ごせた生誕祭だったと思います」と、ステージの感想を。

最後の挨拶では、動員対決への思いを打ち明け、悔しさをにじませたが、「スチガが動員対決に勝つために必要なものは？」と問いかけたところ、梅は「もっと勢いをつけたり、グイグイいかなきゃいけないと思います。自分自身、まだまだなので、もっとスチガの色を出せるように頑張ります」と答えた。

他のスチガメンバーにも同様の質問をぶつけたところ、以下のように返答。

黒瀬サラ「メンバー同士、ライブを楽しんでる姿がファンの人に伝わるのが一番だと思うので、それを気にしてライブしてます」
小島夕佳「私たちの思いとかがファンに伝われば、もう少しは(順位が)上がるんじゃないかなと思います」
神谷えりな「ユニットでやってるから個人だけで楽しむんじゃなくて、メンバーみんなで一緒にやってるんだってライブを楽しむことが一番なのと、ファンの方にもその思いが伝わって、みんなで楽しめることが大事だと思います」
水沢まい「熱いライブをすることが一番いいんですけど、そのためにはメンバー同士が普段からもっと絆を深めることだと思います」

最後に坂本が「痩せることです」と答えると、メンバーが一斉に「おまえだけだよ！」とツッコミを入れ、お開きとなった。