仮面女子:アリス十番のリーダー・桜のどかの生誕祭が21日、東京・秋葉原P.A.R.M.Sで行われた。
8月12日に26歳の誕生日を迎えたのどかを祝福するため、多数のおぱろん隊(のどかのファン)が集結。生誕祭が開催されたこの日の2部公演のトリに十番が登場すると、場内はのどかの担当カラーであるピンクに染まった。
十番メンバーはのどかをはじめ、センターの立花あんな、森カノン、川村虹花、桜雪、澤田リサと勢揃い。ライブはバースデーソング「ハピ☆バデ」でスタートし、ピンクの風船が舞うなど場内も盛り上がる。
この日の生誕祭の横断幕や懸垂幕、のぼりはカノンがデザインを担当し、のどかが大好きな競馬、パチンコなどギャンブルを取り入れたものに。なんといってもハイライトは、「最強☆サマー」で6人が馬のかぶりものをして、競馬さながらのレースが行われ、場内に実況が流れた場面だ。“サワダニクバナレ”などメンバーをイジった馬の名称もあったが、のどか扮する“サクラオパロンタ”が見事一着でゴールイン! そして、「♪僕らが生きたサマー」を「♪僕らの顔は馬~」と歌詞を変えて、観客を沸かせた。
ラストは仮面女子で「マリン☆ロード」。2014年10月のZepp Tokyo2ndワンマン以来となるパチスロバージョンでパフォーマンスされ、のどかがピンクに輝く客席の海をボート航海して、大団円となった。
メンバーを代表して手紙を読んだのは、のどかとは5年以上の付き合いになるカノン。「第一印象は凄いキレイで大人っぽくて、真面目でしっかりしているなという印象でした。それがいまやギャンブルにハマり、やれ競馬、やれパチンコとギャンブラー街道一直線で…」と変貌ぶりをネタにするも、「時には自分が嫌われ者になっても、愛を持ってメンバーを叱ってくれるのどかちゃんは、誰もが認める素晴らしいリーダーです」と称賛した。
最後にはのどか自身も挨拶。「早いもので、来月でアリスプロジェクトに入って6年になります」と振り返り、「私は仮面女子としてもっともっと大きなステージに立ちたいという夢は、もちろんあります。けど、私は絶対に女優さんになりたくて、映画やテレビの世界で活躍したいという思いがあります」と、自身の夢を語る。
今年から立ち上げられたアリスフィルムコレクションでは、年間12本の映画に出演しており、「作品を作っている瞬間が本当に楽しくて、嬉しい。ステージにも立ちたいし、欲張りなんですけど、自分の本当の夢、そして仮面女子としての夢。この2つの夢をまだまだ追いかけていきたいと思います」と宣言してみせた。
終演後、のどかは「きょうはギャンブルをテーマにやらせていただきまして、楽しい笑いのある生誕祭にしたいと思っていた。メンバー全員で馬になるレースがどうしてもやりたくて(笑)。『最強☆サマー』の落ちサビも歌詞を変えました」とコメント。
ケーキが運び込まれたセレモニーで、のどかと熱いキスを交わしていた澤田は、「初めてのんちゃんとキスしました。柔らかかったです」と感想を。対照的にのどかからキスを拒否されたカノンは、「こちらもステージ上だったので。ひと盛り上げしようと買って出ただけです」と弁明。
立花は「のどかちゃんは、いつも『自分のことよりもメンバーのこと』という人。いつもは一歩下がってるのどかちゃんだけど、きょうは世界一の幸せ者になってという思いでやりました」、川村は「のんちゃんは憧れていたアリスのリーダーだから尊敬に値する方。入った当初は距離を感じていたけど、日に日に仲良くなれて嬉しいです」、雪は「のどかちゃんは人をまとめる凄い力がある。いつもムチャぶりに応えてくれて、欠かせない存在です」と、それぞれのどかを評した。
昨年の生誕祭では、のどかは「アイドル界のイチロー選手を目指します」と発言。本家のイチロー選手は、マイアミ・マーリンズに所属し、今年メジャーリーグ通算3000本安打を達成するなどまだまだ現役で活躍中だが、のどかは「女優として憧れているのは松たか子さん。みにくい部分もさらけ出せるような、愛のある表現者になりたい」と、新たに目標とする人物を掲げた。
今年の冬には、アリスフィルムコレクションでのどかの主演作の公開も予定しているという。
[セットリスト]
仮面女子:アリス十番
1.ハピ☆バデ
2.アリスの時間
3.FLY HIGH!!!!!!!
4.負けないで☆
5.全開☆ヒーロー
6.はなびらひとひら(桜のどかソロ)
7.最強☆サマー
8.真・アドベンチャー
9.マリン☆ロード(仮面女子)