仮面女子:スチームガールズのセンター・黒瀬サラの生誕祭が7日、東京・秋葉原P.A.R.M.Sで行われた。
8月6日に20歳の誕生日を迎えた黒瀬を祝福するため、多数のサラりん党(黒瀬のファン)が来場。生誕祭が開催されたこの日の2部公演のトリにスチガが登場すると、場内は黒瀬の担当カラーである水色のサイリウムで彩られた。
メンバーは黒瀬をはじめ、リーダーの神谷えりな、坂本舞菜、水沢まい、小島夕佳の5人。ライブは「HIGH and LOW」でスタートし、スチガの楽曲だけでなく、仮面女子:アリス十番、仮面女子:アーマーガールズのメンバーも飛び入りして、仮面女子の楽曲も連発していく。
「元気種☆」、「大!逆!転!」、「LOVE is ALL」の落ちサビをこの日の主役である黒瀬が担当するという生誕祭ならではの場面も。極めつけは、ラストの「Wohhhh!!!!」で黒瀬が水色に輝く客席の海をボート航海し、感動のフィナーレとなった。
セレモニーでは、生誕祭恒例の豪華なバースデーケーキが運び込まれ、お金持ちキャラの水沢が数万円相当の巨大なクマのぬいぐるみを黒瀬にプレゼントし、会場が沸く。メンバーを代表し、坂本が手紙を読み、「昔のサラちゃんといまのサラちゃんとじゃ変わったなって思います。サラちゃんはよく自分で、『昔はいてもいなくても変わらないようなメンバーだった』って言いますよね。この間センター3周年という記念日があったけど、3年間もスチームガールズの顔としてセンターに立っているサラちゃんの背中についていく気持ちで、いつも踊っています」とメッセージを送ると、黒瀬と抱き合った。
また、黒瀬は「優しい風」をソロで歌い上げ、自身が出演している8月20日(土)全国公開の映画『青空エール』でも披露しているトランペットを吹奏。「夏祭り」を吹奏し、「これが黒瀬サラの特技です!」と笑顔でアピールし、サラりん党を楽しませた。
最後には、黒瀬自身も挨拶。「このスチームガールズというユニットは、何度もメンバーが入れ替わって、大変な時期もたくさんあったんですけど、いまは初期メンバーは神谷えりなちゃんと私だけ。こうして新しいメンバーが入って、私の中で一番自分の素を見せられるメンバーだということを感じています」と、スチガメンバーとの絆の深さを再確認。
続けて、「今年に入って、自分の中でダメかなと思ってしまった時期があったんですけど、そんなときにサラの夢はモデルになることだと考えて。サラは好きなことをして生きていきたいと思っていたときに、『青空エール』という映画のお話をいただいて、ホントに奇跡って起きるんだなと思いました」と、自身のターニングポイントも明かし、「私はまだいまの自分に全然満足していなくて、もっともっと上に行きたいという気持ちがあります。すべて黒瀬サラが一番になりたいです。このスチームガールズのセンターも誰にも譲る気持ちはありません」と力強く宣言してみせた。
終演後、黒瀬は「ちゃんと5人でステージに立つことができて、ホントに嬉しいです。このメンバーでこれからもずっと一緒にいたいという気持ちが増えたし、ファンの人の温かさも感じられたので、20歳になってからも、もっともっと成長していきたいと思えた生誕祭でした」と、ステージを振り返る。
お酒も飲める年齢になったが、「まだ挑戦してないですけど。これから…」とコメント。20歳になってやりたいことについては、「いっぱい食べて、大きくなります。いま168センチなんですけど、170センチになることが目標なんです」と語った。
黒瀬は土屋太鳳主演の映画『青空エール』に出演。主人公の土屋と仲良しの高橋マルコ役で、「吹奏楽部の高校生が一生懸命やってる中で、争いごとがあったり、友情が深まったり、感動する部分がたくさんある映画。何を映すにしても、映像が凄くキレイで。私自身が出ていたとか関係なく、いままで観てきた映画の中で一番ステキだと思いました。ぜひ観ていただきたいです」と、PRすることも忘れなかった。
[セットリスト]
仮面女子:スチームガールズ
1.HIGH and LOW
2.Fate
3.元気種☆(仮面女子)
4.大!逆!転!(仮面女子)
5.LOVE is ALL(仮面女子)
6.優しい風(黒瀬サラソロ)
7.星たちよ☆
8.雷・アドベンチャー
9.青春宝石
10.Wohhhh!!!!(仮面女子)