仮面女子:アリス十番が1日、神奈川・横浜市のJR桜木町駅前広場で痴漢撲滅活動を行った。
赤仮面のセンター・立花あんなをはじめ、リーダーの桜のどか、川村虹花、桜雪、澤田リサの十番メンバーに加え、森カノンのピンチヒッターとして駆けつけた仮面女子:アーマーガールズの月野もあの6人で、痴漢撲滅応援隊として来場。
6人は警察の制服姿にジェイソンマスク姿で登場し、メンバーを代表して、tvkで放送中の『横浜見聞伝スター☆ジャン Episode:2』に出演している立花が委嘱状を受け、痴漢撲滅大使に任命された。
立花は「本日は痴漢撲滅大使として、精一杯活動させていただきます。この世から痴漢がなくなるその日まで、全力で皆さんに痴漢撲滅キャンペーンを広めていきたいので、きょうはよろしくお願いします」と、痴漢撲滅宣言。
地元・横浜に凱旋となった川村は、「私は生まれも育ちも神奈川県で、横浜市で生まれました。このようなキャンペーンに参加できて、役に立てたらなと思っています」、今年3月に東京大学を卒業した雪は、「東大アイドルの桜雪です」と自己紹介し、「日本は先進国の中でも痴漢の多い国と言われています。みんなで協力して、痴漢の少ない国にしていきたいと思っています」と、それぞれ挨拶し、澤田は「私は人生で一度も痴漢をされたことがないので、困ってる人がいたら助けたい」、のどかは「痴漢というのはされてしまうと、思ってる以上に心に傷を負うものだと思います。なので、そのような卑劣な犯罪がゼロになるようにこのキャンペーンを応援していきたい」、月野は「皆さんが安心して電車に乗れるような社会作りを、このキャンペーンを通して応援していきたいと思います」と、痴漢撲滅を誓った。
式典終了後、仮面女子:アリス十番は『横浜見聞伝スター☆ジャン Episode:2』の主題歌「キズナノチカラ」を披露。同作に出演中の森實りこ、松林早紀、スター☆ジャン、タイガ▽ジャンも登場し、横浜のシンボルであるコスモクロックをバックにフォトセッションが行われた。
メンバーはその後も痴漢抑止シールを一般人に配布。イベント終了後、立花は「私はけっこう捕まえたいタイプなので、手をつかんだことはあるんですけど、逃げられちゃったんですよ。今回大使に任命していただいたので、これを機に、もし次そういうことがあったら絶対捕まえたいと思います。3～4年前の夏ですかね。ワンピースとかを着ていたので、普段からズボンとか穿いて対策しなきゃいけなかったかなと思います。怖いというよりも、怒りのほうが強いです」と、痴漢の被害に遭っていたことを告白。
対策として、「洋服の着こなしだったり、電車だったら周りに人がいると思うので、自分から声を出すこと。あとは男性の方とか周りの方が気づいて言ってくださったりしたら、女性の方は安心すると思うので、そういう方が増えたら嬉しいと思います」と提案した。
5月21日、東京都小金井市でアイドル活動をしている女子大生・冨田真由さんが刃物で刺され、心配停止・意識不明の重体となった事件が起きており、アイドルとファンとの距離感も問われる昨今だが、「私たちは地下アイドルとして活動していて、ライブの後も握手会を毎日のように行っているんですけど、ファンの方との交流の時間は凄く楽しみなことですし、ファンの方も大切に思ってくださっている時間なので、こういう事件でファンの方との接する機会が減ってしまうのではないかというのは残念なこと。一刻も早く、被害に遭われた女性の方が元気になってほしいという思いが一番強くあります」と言及。
立花自身も殺害予告を受け、2014年2月に容疑者が逮捕される事件があったが、「私たちは優しいファンの方に恵まれていまして、私の事件があったときも面識のない方で、警察の方もたくさんいらしたので、凄く安心して活動させていただいています」と、この日も声援を送っていたあんな推しの方々に信頼のコメントを残した。
前列左から森實りこ、タイガ▽ジャン、川村虹花、桜雪、立花あんな、澤田リサ、桜のどか、スター☆ジャン、松林早紀
