横浜DeNAベイスターズ創設5周年企画第2弾新ビジターユニフォーム発表会が9日、横浜市のMARK IS みなとみらい1階グランドガレリアで行われ、横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督、2015年プロ野球セ・リーグ新人王に輝いた山﨑康晃投手が出席した。
DeNAベイスターズは球団創設5周年を迎えるにあたり、2016年シーズンのビジターユニフォームのデザインを変更。「海と港の街、横浜」をコンセプトに港町・横浜の海を表現したグラデーションは、球団のメインカラー「横浜ブルー」をベースにデザインされている。これまでビジターユニフォームの胸に配されていた企業名の「DeNA」のロゴを外し、「横浜に根づき、横浜と共に歩む」という想いのもと闘う5周年を機に「YOKOHAMA」を配した。
まずラミレス監督がスーツ姿で登場し、会場に集まった1500人の観客が拍手で迎える。監督就任以来、横浜のベイスターズファンの前にラミレス監督が姿を現すのは初めて。2012年、13年の2年間はベイスターズの選手としてプレーしていたラミレス監督にファンから「ラミちゃんお帰り！」という声援が送られ、ラミレス監督も日本語で「皆さんこんにちは。ありがとうございます。横浜DeNAベイスターズのラミちゃん監督です。よろしくお願いします！」と挨拶した。
ラミレス監督が黒いベールを引き、ベイスターズの新ビジターユニフォームをお披露目。ラミレス監督は新しいユニフォームの巨大パネルを見つめ、「非常に素晴らしい気持ちでいっぱい。このYOKOHAMAの名前を胸に冠して、これから闘っていけることを嬉しく思っています。チーム一丸となって、家族のようなチームでやっていきたい」と、意気込んだ。
続いて、ZOMBIE NATIONの「Kernkraft 400」が流れ、横浜スタジアムさながらのヤスアキコールの中、新ビジターユニフォームを着た山﨑康晃投手が登場！ 2階や3階から発表会を見ていたファンにも笑顔で手を振り、「YOKOHAMAの文字が胸に入って、ビジターだけどホームのような気持ち。包み込まれたような感じですね」と、新しいユニフォームに袖を通した感想を語った。
康晃投手は今シーズンの目標について、「横浜DeNAベイスターズとして優勝して、なんとか皆さんと一緒に喜びたい。個人的には昨年できなかった40セーブとセーブ王を勝ち取れるように、キャンプからしっかり競争して頑張りたいと思います」と宣言。これにラミレス監督が「本人が『40セーブする』と言った。皆さんが証人なので、ぜひ見守り続けてください」と乗っかると、康晃投手も苦笑い。
ラミレス監督は「優勝するために必要な勝利の数」という理由で背番号を80にしているが、「80勝以上を目標にやっていきたい。皆さんの期待に応えられるように優勝したいと思っていますので、今シーズンも応援をよろしくお願いします」と、ファンに呼びかけた。
その後の囲みでは、康晃投手は自主トレーニングを行っている三浦投手のもとに合流することを明言。「2年目のジンクスとか言われるけど、それに捉われずにやるべきことをしっかりやりたい」と、気を引き締めた。
先月、トレーニングと語学留学のため渡米していた康晃投手に報道陣から「何か一つ英語を」というリクエストがあったが、「お立ち台で英語でスピーチしたいので、それまでとっときましょう」と、笑顔でかわす場面も。
また、発表会ではMARK IS グランドガレリアに飾られる“ハマの番長”こと三浦大輔投手の巨大懸垂幕もお披露目。発表会終了後は石川雄洋選手、梶谷隆幸選手、筒香嘉智選手、山﨑康晃投手、山口俊投手、荒波翔選手のパネルも披露された。
ベイスターズの創設5周年企画第1弾では、神奈川県内の子どもたちに約72万個のベイスターズのベースボールキャップが無料配布されたが、この日はそのベースボールキャップを被った子どもたちの姿も。康晃投手は退席する際、子どもたちをはじめ、ファンの帽子などにサインをする“神対応”だった。
ベイスターズは3月25日、マツダスタジアムで行われる広島カープとの開幕戦で新ビジターユニフォームに袖を通し、初の公式戦を行う。
