現役東大生アイドルで仮面女子:アリス十番メンバーの桜雪が17日、都内で行われたファミリー劇場『緊急検証！ヒトラーは生きている!?～ネバーエンディング我が闘争ストーリー～』の収録に出席した。
第二次世界大戦でナチスドイツを率いた独裁者アドルフ・ヒトラーとは、何者だったのか？ いまでもヒトラーが生きているとしたら…など、にわかには信じがたい驚愕の新事実を徹底検証していく同番組。新感覚のカルトバラエティー番組として、人気の高い同シリーズに雪は初参加を果たした。
収録がひと段落したところで、ロック歌手の大槻ケンヂ、コラムニスト、漫画家の辛酸なめ子、ライターの飛鳥昭雄、司会者の逸見太郎、雪ら出演者で報道陣向けの囲み取材へ。オカルトチックな同番組だけに、報道陣から「皆さんの中で憑依体験がある方は？」と質問が飛ぶと、辛酸が「異様な眠気に襲われて、知らない人の似顔絵を描いて、目が覚めたことはあります」と答えた。
これに雪も「私も実はライブ中に、耳元に知らない女の子の声で『雪ちゃん、雪ちゃん』と呼ばれたことがある。憑依体験とは違うんですけど、おかしいなとは思いました」と、不思議体験を明かす。
飛鳥がピストル自殺を図ったとされるヒトラーについて、「織田信長の死体はいまだに見つかっていない。異様なことです。普通、本能寺が火事になったら、遺体ぐらいは出てきますから。だからヒトラーの死体がないというのもちょっと…。見てみたいけど」と語ったところで、大槻が「こういうお話がガーッていくと、だいたい否定派の人がいて、『いやいや、そこは』って大ゲンカになって終わるのが定番だったんですが、この番組はたいして誰も止めないんですよ。僕も呆れてはいます(笑)」と割って入り、出演者、報道陣一同爆笑！
さらに大槻は「ぶっちゃけ出演者だから言いますけど、話半分に聞いてください。むしろ視聴者の皆さんのほうがけっこうガチで観てるんだと思って」と続けた。
そんな出演者の話を「8割以上は信じてるんですけど」という辛酸とは対照的に、大槻は「僕の信じ度は1割5分。たまに2割いくかいかないかぐらい」と、やっぱり疑り深い様子。だが、「なんでそういうお話を聞いちゃうかというと、オカルトの話をされる方の熱量というのがハンパないんですよ」と、真理を明かした。
収録に参加してみて、雪は「普段、東大で授業を受けてるんですけど、こんなに面白い授業ないなって。話を聞いてみて、自分の持ってる知識の解釈が広がったり、新しい考え方が身につくところでは、凄く楽しくて刺激的でした。ぜひ毎回出たいです」と、楽しんだよう。
「これまでのヒトラーのイメージと、収録に参加してイメージの変化はあった？」と雪に聞いてみると、「ヒトラーは理想を追求する完璧主義者みたいなイメージがあって、自分の構想を現実化していくような人物と思ったいたので、どちらかというと現実主義者だと思っていたんですけど、ルシファー的なものとか科学技術を発展させたとか、ヒトラーが人々を魅了した魅力はヒトラー自身ではなく、裏で何かがあった。ヒトラーは人を動かすものだと思っていたんですけど、逆に操られる者として捉えることができるという変化がありました」と返答した。
また、ロックバンドの筋肉少女帯や特撮として活動する大槻は、「元祖高木ブー伝説」など人物をモチーフとした楽曲があるが、「今後、ヒトラーで曲作りをする予定は？」と質問をぶつけたところ、大槻は「ロックとナチスというのもけっこう悪縁があるんですよ。そこは触れちゃいけないんですね。それを知らないで、若いバンドとかが触っちゃって、怒られることがあるんですけど」と、その関係性について説明。そして、「ロックバンドのKISSって、ヨーロッパではSSの文字を丸くしてるんですよ。SSって親衛隊を連想させるので。ヒトラーに関しては、僕はアンタッチャブルだと思ってますね」と、あくまでもドントタッチであることを強調した。
同番組はファミリー劇場にて、6月28日(土)午後11時～12時オンエア。再放送は同29日午後2時～3時。
