OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」

OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
自身3度目の生誕祭となった星野

仮面女子候補生OZの星野梨花の生誕祭が12日、東京・秋葉原P.A.R.M.Sで行われた。

12月9日に17歳の誕生日を迎えた星野を祝福するため、多数のりんりん隊(星野のファン)が来場。生誕祭が開催されたこの日の2部公演のトリにOZが登場すると、会場は星野の担当カラーである黄色に染まった。

メンバーは星野をはじめ、リーダーの猪狩ともか、乙木伽奈、小遊鳥さと、瀬崎結菜、桃原里香、片寄菜々の7人で勢揃い。桃原と片寄はともにケガのため、桃原は下手のスピーカー、片寄は上手のスピーカーに座ったまま、実質5人でパフォーマンスする形式で進行していった。

OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
OZ

ライブは「アドベンチャー」でスタートし、4曲目の「未来ノヒカリ-冬のプリズム-」を歌い終えたところでセレモニーへ。黄色の豪華なバースデーケーキが運び込まれ、生誕Tシャツやヲタ図鑑などがファンからプレゼントされる。

ここで場内が暗転し、スクリーンにはスライムガールズの衣装の窪田美沙(仮面女子:アーマーガールズ)、坂本舞菜(仮面女子:スチームガールズ)、月野もあ(仮面女子:アーマーガールズ)らが楽屋で待機している姿が映し出される。そこへステージ衣装のみつばち姿のままの星野が現れ、「いま2015年12月12日、私の生誕祭だよね?」と問いかけるも、スラガメンバーからは「何言ってるんですか? 2014年4月29日、私たちの新曲『クエスト』初披露の日ですよ」という返答が。そう、星野は2014年4月29日にタイムスリップしてしまったのだ。

そして、スクリーンから飛び出すように星野、窪田、坂本、月野、乙木、小島夕佳(仮面女子:スチームガールズ)、水沢まい(仮面女子:スチームガールズ)、梅こうめ(仮面女子:スチームガールズ)、百瀬ひとみ(仮面女子:アーマーガールズ)の9人がスライムガールズに扮し登場! まるで「クエスト~今だ!!最弱の戦士~」を初披露した日に戻ったかのように、元スラガメンバーが同曲をパフォーマンスしてみせた。
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」

場内が盛り上がったところで、メンバーを代表し、星野と同じ12月9日生まれの猪狩が手紙を読む。

星野は現役高校生で、学業のため休演していた時期もあったため、猪狩は「りんりんは去年の冬から今年の夏までステージをお休みしていましたね。でも、私は絶対に戻って来てくれると信じていました。りんりんがお休みしている間、私は集合写真には必ずりんりんの写真を合成したり、りんりんがツイートする度にリプを送ったりしてましたね。いつしか私も長期の休みに入って、同じ立場になって、りんりんはあのときこういう気持ちだったのかなって考えたり、いままで理解してあげられなかったことが多かったなって自分を悔やんだりしました」と、自身が休演していたことを重ね合わせる。

続けて、「だけど、私がステージ復帰したすぐ後にりんりんも復帰して、ちゃんとステージに戻ってくれたとき、本当に嬉しかったです。同期のメンバーが昇格していって、自分の周りが後輩ばかりになっていって、いろいろ思うこともあったと思います。でも、りんりんはいつでも気丈に振る舞っていて、凄いなって思ってました。後輩に注意した後に『言い過ぎちゃったかな』って落ち込んでいるときもありましたね。私もAJのときにりんりんに怒られて、『さっきは強く言っちゃってごめんね』って言われたことがありました。りんりんはこれからも私にとってかけがえのない仲間です。きょうは生誕祭だから卒業に関しては触れません。これからもみんなで楽しい思い出を作っていきましょう。りんりん大好きです」と熱いメッセージを送ると、2人とも号泣しながら抱き合った。

OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
星野と猪狩が抱擁

星野と猪狩が「そっちが先に泣いた」と言い合っているところに、小遊鳥が「どっちもどっちです」とボソッとツッコミを入れると、しんみりムードが一転して、観客も爆笑!

ここで、「あやちょがドロシーでOZが8人だった時代がちょっとだけあるんですけど、その時代のOZを復活させたい」という星野たっての希望で、朝倉彩花が飛び入り。朝倉は普段は土日の1部公演のみの出演だが、星野のために駆けつけたのだ。

OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
左から朝倉、星野、坂本

星野、朝倉、猪狩、坂本、水沢、梅の当時のOZメンバー6人で「OVER THE RAINBOW」を歌い上げ、ラストは元のOZメンバーに戻り、「Days」。落ちサビでは、「ココロイド」→「青春宝石」と、ユニットの垣根を越えて曲が変調し、最高潮のまま星野の生誕祭は幕を閉じた。
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」

最後には星野自身も挨拶。昨年の自身の生誕祭では涙を見せなかった星野だが、「私はアリスプロジェクトに入って、3年と4ヶ月が経ちました。生誕祭は3回目で、1回目はスライムガールズとして、2回目はOZとして、3回目もOZとしてやりました。それはファンの方から見たら、成長してないって思うかもしれないけど、私の中ではこのOZとしての1年と半年は凄く成長できた。本当はスチームガールズとして生誕祭をしたかったけど、私の努力不足で、今年もOZとしてやっていて。でも、それは成長できてないからじゃなくて、私の中ではOZの中でも成長できた生誕祭だと思っています」と語ると、目から涙が溢れる。

OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
星野自身も挨拶

星野は今月4日、自身のブログで学業のためにアイドル卒業を発表したが、「3年と4ヶ月もここにいて、卒業発表することは凄く勇気が必要だったし、本当にこれでいいのかなってたくさん思いました。でも、新しい夢を見つけて、タイミングはいましかないと思って。ファンの方には仮面女子になる姿を見せてあげたかったけど、私はここまででした。毎日はステージに立つことはできなかったけど、来る度に私を応援してくださる方がいて、私のアイドル人生は凄く輝いたものになりました」と、ファンに感謝の思いを伝えると、場内は拍手で包まれた。

星野は12月20日(日)、P.A.R.M.Sの1部公演でOZ卒業ライブを行う。
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」

[セットリスト]
OZ
1.アドベンチャー
2.ドンカン王子さま
3.ラプラポ-冬のプリズム-
4.未来ノヒカリ-えらいやっちゃ人類-
5.クエスト~今だ!!最弱の戦士~
6.OVER THE RAINBOW
7.Days→ココロイド→青春宝石

OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
乙木&星野

OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
左から星野、小遊鳥、乙木、瀬崎、桃原、片寄、猪狩
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
桃原と片寄はスピーカーに座ったままライブ
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
バースデーケーキも黄色
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
スライムガールズ限定復活!
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
元スラガメンバーで「クエスト」
OZ・星野梨花 涙の生誕祭「仮面女子になれなかったけど、私は成長できた」
元OZメンバーで「OVER THE RAINBOW」

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