仮面女子が23日、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブ『地球のおへそ』を行い、民主党の枝野幸男幹事長も駆けつけ、仮面女子にエールを送った。
昨年11月27日、枝野幹事長が秋葉原で街頭演説を行っているところに同じく秋葉原に常設劇場P.A.R.M.Sを持つ仮面女子が応援に駆けつけるなど、接点があった双方。今年4月26日、千葉・幕張メッセで行われた『ニコニコ超会議2015』の『超プロレスリング』では、男色ディーノ率いるほもいろクローバーZと仮面女子がプロレスで対戦した際も、枝野幹事長が来場していた。
終演後、枝野幹事長はピンクの法被を着て、仮面女子と握手してフォトセッションに応じるなどノリノリ。報道陣から来場した経緯を聞かれると、「去年の11月に私が秋葉原で街頭演説を行ったときに皆さんに応援に来ていただいて、そのときに約束をしました。公約ですから、ちゃんと守らなきゃいけないということです。それと一度パフォーマンスを観たいなと思っていたので、私の地元“地球のおへそ”でやられるということで、絶対来なきゃと思っていました」と答え、きっちりと“公約”を果たした。
続けて、枝野幹事長が「CDで曲は聴いていましたけど、皆さんのパフォーマンスがついて、そしてファンの皆さんが盛り上がると、想像を越えていました。凄かったです」と称賛すると、仮面女子は「ありがとうございます！」とお礼を。報道陣から「カラオケでも仮面女子の曲を歌っているそうですが？」と質問が飛ぶと、枝野幹事長は「『元気種☆』を歌っています」と照れくさそうに答え、これに仮面女子が「オ～～～！」と歓喜の声を上げた。
2016年夏の参議院選挙から選挙権が18歳以上に引き下げられる見込みだが、「若い人が政治に興味を持ってもらうには、政策の中身も大事で基本ですけど、やっぱり政治のノリが違う。SEALDsの皆さんが大きな輪になったことの一つは、ラップ調で若い人がノリがよかったことだと思う。なかなかついていけないですけど、私も若い人たちのノリについていけるようにしたい」と、この日の仮面女子のライブを観て、触発されるものがあったようだ。
ここで、仮面女子きっての頭脳派で現役東大生アイドルの桜雪が、「私たち若い世代が選挙権を持つということで、老若男女問わずたくさんの世代の意見が通る政治というのが理想。若い人が投票しないと、若い人が関心を持てるような政策が生まれないという悪循環になるんじゃないかと思う。いい循環が生まれるように私たちが投票していかなきゃなと思っています」と、18歳選挙権に対する意見を述べる。
「支持率が伸び悩んでいる民主党にエールを」という報道陣のまったく遠慮のない要望にも、雪は「政治もアイドルも共通して言えるのは、やっぱりカリスマ性かなと思います。枝野さんがセンターとなって盛り上げてくれたら、きっと支持率も上がるんじゃないかなと思います」と応え、枝野幹事長に期待していた。
これを受け、枝野幹事長は「ありがとうございます。見てる人、聞いてる人に何かを伝えるというのは一緒ですから、きょうも皆さんの一生懸命のパフォーマンスがファンの皆さんにも私にも響いたので、私たちも同じように一生懸命頑張らなければいけない」とコメント。
仮面女子リーダーの桜のどかは、「私の生誕祭の日に枝野さんからお花をいただきまして、本当にありがとうございます。1年前に来ていただけるというお話をいただいて、『絶対来てくださいね！』ってお願いしたんですけど、まさか本当に来ていただけるとは思っていなくて。いまは凄く嬉しいです。正直、不安でいっぱいだったんですけど、本当にたくさんの方に来ていただきまして、会場が一つになって。それもこれもいままで応援してくれた方とか、きょういてくださった方が一人も欠けてはこのステージは作り上げられなかった」と、さいたまスーパーアリーナのステージを終え、ファンや関係者、枝野幹事長に感謝しきりだった。
さらに「今後の公約は？」と仮面女子に質問が飛ぶと、のどかは「必ずや国民的地下アイドルになります」と、きっぱり宣言。
「センターを目指しますか？」と聞かれた枝野幹事長は、「どの政治部の記者会見より難しい質問(笑)」と苦笑いしながらも、「いずれは。はい」と、民主党代表の座を虎視眈々と狙っているようだ。
仮面女子のワンマンライブは午後6時30分にスタートし、メンバー18人でオリコン1位を獲得した「元気種☆」など20曲をパフォーマンス。「夏だね☆」では、センターの立花あんなが小型カメラを手にボート航海するなど、約2時間30分に渡って会場を沸かせた。
ライブの詳細記事はのちほどアップ！
